「洗濯のたびに水道代が気になる…」「毎月の水道代を少しでも減らしたい」そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。実は、洗濯1回あたりの水道代は約25〜40円。頻度によっては年間で数万円にもなります。この記事では、洗濯機の種類別の水道代目安から、今日すぐ実践できる7つの節約術、逆効果になるNG行動まで、具体的な数値とともに徹底解説します。正しい知識で無理なく節水を始めましょう。
洗濯1回あたりの水道代は約25〜40円|機種別の目安

洗濯にかかる水道代は、使用する洗濯機の種類によって大きく異なります。
一般的に、縦型洗濯機は1回あたり約30〜40円、ドラム式洗濯機は1回あたり約20〜25円が目安です。
この差は主に「1回の洗濯で使用する水量の違い」によるもので、縦型は約60〜150L(機種・容量により異なり、大型機種では100Lを大幅に超える場合がある)、ドラム式は約60〜90L程度の水を使います(機種・容量により異なり、大型機種では80L超の場合もある)。
水道代の単価は地域によって異なりますが、全国平均として1Lあたり約0.3〜0.4円で計算するのが一般的です。
縦型洗濯機の場合:1回あたり約30〜40円
縦型洗濯機は、洗濯槽に大量の水を溜めて衣類を撹拌して洗う仕組みのため、1回の洗濯で使う水量が多くなる傾向があります。
標準コースで洗濯した場合、1回あたりの水使用量は約50〜100Lです。
水道代の全国平均単価(1L≒0.3〜0.4円)で計算すると、1回あたり約15〜40円の水道代がかかります(電気代を合算すると約30〜40円前後)。
メーカーや機種によって水量は異なるため、取扱説明書で使用水量を確認するとより正確なコスト計算ができます。
縦型洗濯機は洗浄力が高く、毛布など大物洗いに向いている一方、水の消費量が多い点がデメリットとなります。
ドラム式洗濯機の場合:1回あたり約20〜25円
ドラム式洗濯機は、横向きのドラムを回転させる「たたき洗い」と「もみ洗い」を組み合わせて、少ない水でも効率よく洗えるのが特徴です。
1回の洗濯で使用する水量は約40〜60L程度で、縦型洗濯機と比べて約3〜4割の節水が可能です。
水道代に換算すると1回あたり約12〜24円、電気代を合算しても約20〜25円前後が目安となります。
ただし、ドラム式洗濯機は本体価格が縦型より高い傾向があるため、買い替えを検討する際は長期的なランニングコストも含めて判断することが重要です。
乾燥機能を多用すると電気代が増加するため、水道代だけでなくトータルコストで比較しましょう。
【比較表】洗濯機タイプ別の水使用量と水道代
以下の表で、縦型とドラム式の違いを一目で確認できます。
| 洗濯機タイプ | 1回の水使用量 | 水道代(1回) | 月間水道代(1日1回) | 年間水道代 |
|---|---|---|---|---|
| 縦型洗濯機 | 約50〜100L | 約30〜40円 | 約900〜1,200円 | 約10,950〜14,600円 |
| ドラム式洗濯機 | 約40〜60L | 約20〜25円 | 約600〜750円 | 約7,300〜9,125円 |
| 節水型縦型洗濯機 | 約40〜70L | 約25〜35円 | 約750〜1,050円 | 約9,125〜12,775円 |
※水道代の単価は全国平均の1Lあたり約0.3〜0.4円で計算。電気代を含む実際の数値は地域や機種によって異なります。
年間で比較すると、ドラム式洗濯機は縦型と比べて約3,000〜5,000円の節約になる計算です。
洗濯にかかる水道代の計算方法|自分の家庭のコストを把握しよう

節約を始める前に、まず「自分の家庭の洗濯コストを正確に把握すること」が大切です。
計算式と具体例を使って、あなたの家庭の洗濯水道代をシミュレーションしてみましょう。
水道代の計算式と具体例
洗濯1回あたりの水道代は、以下の計算式で求めることができます。
【計算式】洗濯1回の水道代 = 1回の水使用量(L)× 水道代の単価(円/L)
水道代の単価は、水道料金表から「1㎥(1,000L)あたりの料金」を確認し、1,000で割ることで1Lあたりの単価が分かります。
【具体例】水道代単価が1Lあたり0.35円、縦型洗濯機の1回の水使用量が80Lの場合:
80L × 0.35円 = 28円/1回
お使いの洗濯機の水使用量は取扱説明書やメーカーの公式サイトで確認できます。
水道料金の単価については、お住まいの市区町村の水道局の料金表を参照してください(地域差が大きいため)。
月間・年間の洗濯コストをシミュレーション
1回あたりの水道代が分かれば、月間・年間のコストも簡単に計算できます。
【月間コスト】1回35円 × 月30回(1日1回)= 月1,050円
【年間コスト】1,050円 × 12ヶ月 = 年間12,600円
これに電気代(乾燥なし・1回あたり約1〜3円)を加えると、年間の洗濯コスト合計は約13,000〜15,000円前後になります。
| 洗濯頻度 | 月間水道代(縦型) | 年間水道代(縦型) | 月間水道代(ドラム式) | 年間水道代(ドラム式) |
|---|---|---|---|---|
| 1日1回 | 約900〜1,200円 | 約10,950〜14,600円 | 約600〜750円 | 約7,300〜9,125円 |
| 1日1.5回(隔日2回) | 約1,350〜1,800円 | 約16,425〜21,900円 | 約900〜1,125円 | 約10,950〜13,688円 |
| 1日2回 | 約1,800〜2,400円 | 約21,900〜29,200円 | 約1,200〜1,500円 | 約14,600〜18,250円 |
1日2回洗濯する家庭の水道代はいくら?
子どもが多い家庭や部活動などで洗濯物が多い家庭では、1日2回洗濯するケースも珍しくありません。
縦型洗濯機で1日2回洗濯した場合、月間の水道代は約1,800〜2,400円、年間では約21,900〜29,200円にもなります。
1日1回の家庭と比較すると、年間で約10,000〜15,000円の差が生じる計算です。
このような家庭ほど、「まとめ洗い」や「残り湯の活用」などの節約術が大きな効果を発揮します。
1日2回から1日1.5回(2日に3回)に減らすだけでも、年間約5,000〜7,000円の節約につながります。
洗濯の水道代を節約する7つの方法【効果順に紹介】

洗濯の水道代を効率よく節約するために、効果の高い方法から順に7つ紹介します。
すべてを一度に実践する必要はありません。自分のライフスタイルに合う方法から少しずつ取り入れていきましょう。
まとめ洗いで洗濯回数を減らす【年間約5,000円節約】
洗濯の水道代を節約する最も効果的な方法は、洗濯回数そのものを減らすことです。
1日2回洗濯していた家庭が1日1回にまとめるだけで、年間の洗濯回数が約365回減り、年間約5,000〜10,000円の節約が期待できます。
まとめ洗いを実践するためのコツは以下の通りです。
- 洗濯物入れを2〜3個に分けて、一定量が溜まったらまとめて洗う
- 急いで乾かしたい衣類は手洗いで対応し、洗濯機は1日1回にとどめる
- 家族全員の洗濯物を一緒に洗える大容量の洗濯機を活用する
- 花粉・梅雨シーズンなど洗濯が重なる時期は、乾燥機や浴室乾燥を上手に使う
洗濯機の容量の7〜8割を目安に洗濯物を入れると、洗浄効率が上がり1回あたりのコストパフォーマンスが最大化されます。
お風呂の残り湯を「洗い」に活用する【年間約4,000円節約】
入浴後の残り湯は、洗濯の「洗い」工程に再利用することで大幅な節水が可能です。
一般的な家庭の浴槽(約200L)の残り湯を洗濯に使うと、1回あたり約10〜15円、年間では約3,650〜5,475円の節約になります。
残り湯を正しく使うためのポイントは以下の通りです。
- 使用は「洗い」工程のみ:すすぎには清水を使うこと(雑菌移転防止のため)
- 入浴当日の残り湯を使用する(翌日以降は雑菌が繁殖するためNG)
- 残り湯ポンプ付きの洗濯機や専用ホースを使うと便利
- 入浴剤を使った残り湯は洗濯機のメーカー推奨を確認してから使用する
残り湯は水道水より温度が高いため、洗剤の溶けがよく、洗浄力が上がるという副次的なメリットもあります。
すすぎ回数を1回に設定する【年間約3,000円節約】
多くの洗濯機はデフォルトで「すすぎ2回」に設定されていますが、「すすぎ1回対応」の洗剤を使えば、すすぎを1回に減らすことができます。
すすぎ1回にするだけで、1回の洗濯で使う水量が約20〜30L削減できます。
1日1回洗濯の場合、年間では約2,000〜4,000円の節約が期待できます。
すすぎを1回にする際の注意点は以下の通りです。
- 『すすぎ1回OK』と明記された洗剤を使用する(通常の洗剤でのすすぎ1回は洗剤残りの原因になる)
- 肌が弱い方や赤ちゃんの衣類には2回すすぎを継続する
- 汚れがひどい衣類の日は通常通り2回すすぎにする
多くの洗濯機はコース設定でワンタッチでコースを変更できます。操作方法は取扱説明書で確認しましょう。
汚れに応じてコースを使い分ける【年間約2,000円節約】
洗濯物の汚れが少ないのに毎回「標準コース」を使っていませんか?
「おしゃれ着コース」「時短コース」「節水コース」などを活用することで、使用水量を抑えることができます。
コース別の水使用量の目安は以下の通りです(機種による差があります)。
| 洗濯コース | 水使用量の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 標準コース | 約80〜100L | 普段の洗濯に最適、すすぎ2回 |
| 節水コース | 約50〜70L | 水量を抑えた設定 |
| おしゃれ着コース | 約40〜60L | デリケート素材向け、弱水流 |
| 時短コース | 約60〜80L | 短時間で完了、軽汚れ向け |
週の半分を節水コースや時短コースに切り替えるだけで、年間約2,000〜3,000円の節約が可能です。
洗剤・柔軟剤は適量を守る
「洗剤を多く入れれば汚れがよく落ちる」と思いがちですが、これは間違いです。
洗剤の入れすぎは泡立ちすぎを引き起こし、すすぎを余分に必要とするため水道代が増えます。
洗剤や柔軟剤は必ず商品に記載された適量を守ることが、節水・節約の基本です。
計量スプーンや計量ライン付きのキャップを使い、毎回正確に計量する習慣をつけましょう。
また、洗剤の入れすぎは衣類の繊維に洗剤成分が残り、肌荒れや衣類の傷みの原因にもなります。
節水型洗剤(濃縮タイプ)は少量で高い洗浄力を発揮し、コスト削減にも貢献します。
洗濯ネットで洗浄効率を上げる
洗濯ネットは「衣類を守る道具」として知られていますが、実は洗浄効率を上げて節水にも貢献します。
洗濯ネットを使うことで衣類同士の絡まりが防止され、洗濯機内で水流が均一に広がりやすくなります。
その結果、少ない水量でも効率よく洗浄でき、洗い直しや二度洗いの手間を省くことができます。
洗濯ネットの正しい使い方は以下の通りです。
- 衣類は1枚ずつまたは適切なサイズのネットに入れる(詰め込みすぎNG)
- デリケートな素材(シルク、ウールなど)は必ずネットを使用
- 洗濯物の種類別にネットを使い分けると衣類の絡まりを防止できる
洗濯ネットを正しく活用することで、衣類の長持ちにもつながり、買い替えコストの節約にもなります。
節水型洗濯機への買い替えを検討する
現在使用している洗濯機が10年以上前の製品であれば、節水型洗濯機への買い替えで大幅な節約が期待できます。
最新の節水型洗濯機は10年前の機種と比べて水使用量が約20〜40%削減されているものもあります。
例えば、年間水道代が12,000円の家庭が30%節水できれば、年間約3,600円の節約になります。
洗濯機の平均寿命は約10〜12年のため、買い替えのタイミングで省エネ・節水性能を重視した機種選びをすることが重要です。
投資回収の目安として、ドラム式洗濯機(本体価格約10〜20万円)の場合、水道代・電気代の節約額を合算すると7〜15年での回収が目安となります。
洗濯機を選ぶ際は、年間使用水量(L/年)や省エネラベルの星数を参考にしましょう。
逆効果になるNG節約術3つ

「節約のつもり」が実は逆効果になっていることがあります。
以下の3つのNG行動は、洗濯の質を下げたり、洗濯機の故障につながるリスクがあるため要注意です。
水量を手動で極端に減らす
「水量を減らせば節約になる」と思い、手動設定で極端に水量を少なくするのはNGです。
水量が少なすぎると、衣類が水に十分に浸らず洗い残しが発生します。
その結果、洗い直しが必要になり、結果的に水道代が余計にかかってしまいます。
また、洗濯機のモーターに余分な負荷がかかり、故障リスクが上がることも。
水量設定は洗濯機のセンサーに任せるか、推奨水量を守ることが正しい節水への近道です。
洗濯物を詰め込みすぎる
回数を減らそうとして洗濯物を詰め込みすぎるのも逆効果です。
洗濯機の容量の9割を超えて洗濯物を入れると、衣類が十分に動かず洗浄力が大幅に低下します。
洗い残しが出ると洗い直しが必要になり、水道代がかえって増えてしまいます。
また、洗濯機の故障を招いたり、衣類のダメージにつながる恐れもあります。
洗濯物の量は洗濯機容量の7〜8割程度に抑えるのが、洗浄効率と節水を両立する黄金ルールです。
残り湯を翌日まで放置して使う
お風呂の残り湯を節約に活用することは効果的ですが、翌日以降の残り湯を使うのは衛生上NGです。
入浴後の浴槽の水には皮脂や雑菌が含まれており、時間が経つにつれて雑菌が急速に繁殖します。
翌日の残り湯を使って洗濯すると、衣類に雑菌が移り、嫌なニオイの原因になることがあります。
洗い直しが必要になれば節約どころか水道代が余分にかかるため、残り湯は入浴当日中に使い切るのが鉄則です。
どうしても翌日に使いたい場合は、浴槽に追い焚きして60℃以上に加熱してから使用するか、使用を控えましょう。
【チェックリスト】今日から始める節水アクションプラン

ここまで学んだ節約術を、実践しやすいレベル別アクションプランとしてまとめました。
まずは「初級編」から始めて、少しずつ習慣化していくのがおすすめです。
初級編:今日すぐできる3つのこと
今日からすぐに実践できる、難易度の低い節水アクションです。
- 洗剤・柔軟剤の量を正確に計量する:計量スプーンやキャップの目盛りを使い、適量を守る習慣をつける
- 洗濯コースを見直す:汚れが少ない日は節水コースや時短コースを選択する
- 洗濯機の設定を確認する:すすぎ回数や水量設定が自動(センサー任せ)になっているか確認する
これらの3つだけでも、月に数百円〜千円程度の節約につながることが期待できます。
中級編:1週間で習慣化する3つのこと
少し手間がかかりますが、1週間続けることで習慣化できる節水アクションです。
- まとめ洗いを実践する:洗濯物入れを活用して、1日1回にまとめる仕組みを作る
- お風呂の残り湯を洗濯に使う:残り湯ポンプを購入し、入浴当日の残り湯を洗い工程に活用する
- すすぎ1回対応洗剤に切り替える:次回の洗剤購入時に『すすぎ1回OK』と表示された洗剤を選ぶ
中級編まで実践できれば、年間で5,000〜10,000円以上の節約が見込めます。
上級編:1ヶ月後に効果を確認する方法
節水習慣を1ヶ月続けたら、実際の効果を数値で確認してみましょう。
- 水道料金の明細を比較する:節約開始前後の水道料金明細を比較し、削減できた金額を確認する
- 洗濯回数を記録する:1ヶ月間の洗濯回数を記録し、まとめ洗いの効果を数値で確認する
- 洗濯機の買い替えを検討する:節約効果が想定より小さい場合は、洗濯機の年式を確認し、節水型への買い替えを検討する
効果を「見える化」することで節約のモチベーションが維持しやすくなります。
記録した節約額を別口座に積み立てると、節約の成果が実感しやすくなりおすすめです。
まとめ

洗濯の水道代を節約する方法について、数値と実践法を交えて解説しました。
- 洗濯1回あたりの水道代は縦型で約30〜40円、ドラム式で約20〜25円が目安
- 年間の洗濯水道代は約7,000〜15,000円かかっており、節約の余地は大きい
- 最も効果的な節約法は「まとめ洗い(年間約5,000円節約)」「残り湯の活用(約4,000円節約)」「すすぎ1回設定(約3,000円節約)」
- 「水量の極端な削減」「洗濯物の詰め込みすぎ」「翌日の残り湯利用」はNG行動として要注意
- 今日から初級編3つを実践し、1ヶ月後に効果を確認して中級・上級へとステップアップしよう
節水は一度習慣化してしまえば手間もなく、長期的に大きな節約効果をもたらします。
まずは今日から、洗剤の計量と洗濯コースの見直しだけでも始めてみてください。
小さな積み重ねが、年間数千円〜1万円以上の節約につながります。


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